マンションのホームページが立ち上がったようですが、やっていることと書いてあることがあまりに違いすぎて、笑わずにはいられません。こんな出鱈目、よく書くなあ。
・記憶:500年以上変わることなく護られてきた緑や歴史とともに、この地を未来に受け継ぐ。
その500年以上変わることなく護られてきた緑をあっさりと全て伐採したのは東急ですよね。
・調和:日本人が大切にしてきた知恵や工夫により自然や周囲と調和していく思想を未来に受け継ぐ。
少なくとも東急には周辺地域の住民と調和を図ろうという意識は全くありませんが。
・ゆとり:この地に育まれてきた時間のゆとり、空間のゆとり、文化のゆとりを未来に受け継ぐ。
これまであった空間のゆとりをいっきに破壊しようとしているくせに。空間のゆとりを本気で考えるなら、大田区が今年度導入する絶対高さ規制を逃れるために駆け込みで40m弱のマンションなんて建てないでしょ?
・分かち合い:日本の分かち合いの心を重視し、エネルギーや娯楽などを共有するシェアの精神として未来に受け継ぐ。
何を言いたいのかさっぱり分かりませんね。分かち合いの心を大事にするというのなら、近隣との空間の分かち合いをもっと考えて、法律ぎりぎりではなく、もっと余裕のある建物を建てるんじゃないですかね。
・安心:自然の驚異から護られてきた強固で安全な高台に暮らすという安心を未来に受け継ぐ。
別に津波の恐れのある海岸沿いでもないのに、「自然の脅威から護られてきた」というほどの土地じゃないと思うんですけどね。別に高台というわけでもないし。
最近マンション販売で「コンセプト」と言われるこのくだらない「能書き」、まるで、東京オリンピック2020関連のサイトの様ですね。残念ながら広告代理店もちろんグループ企業の「程度」がよくわかります。まさか、あのミスターなんとかに頼んだんじゃないでしょうね。お疲れ様です。
鵜の森さん
コメントありがとうございます。自由競争である以上、他社の商品より良いものであると客が考えて購入を検討してくれるような謳い文句は必要だとは思いますが、ウソを書いてはいけませんよね。まあ騙し売り裁判で訴えられるような会社ですから、別に騙してでも売れさえすればそれで良いとおもっているんでしょうけど。