お詫び:2/1にアップしたデータは、計算のポイントが建物に近すぎていました。修正後の結果は以下のようになります。
①約21% (最初にアップしたときの数値は約32%)
②約19% (最初にアップしたときの数値は約28%)
新しい数値でも、受忍限度を大きく超えた数字であることは間違いないですが。
一つ前の記事では圧迫感の一番大きな南側を取り上げましたので、今度は西側で計算してみます。数値を計算した場所は、下の図の①と②の2箇所です。
その結果、①の点で約21%、②の点で約19%(*)となりました。形態率の数字としては南側の約42%とよりは小さいものの、受忍限度である8%を大きく超えているのは確かであり、近隣住民としてはとても容認できない数値と言えるでしょう。
↑①の地点での見え方
↑②の地点での見え方
数字がある程度大きくなっても、南側は用途地域としては第1種住居地域で高度地区は第2種高度地区なので、それこそ東急に対抗して将来自分たちでも高い建物を建てることもできます。しかし西側は第1種低層住居専用地域なので、いくら建てたくても10m以下の建物しか建てられず、恐ろしいほどの圧迫感をずっと受け続けるしかありません。東急としては、「それがイヤなら売って出て行け」という主張なのでしょうが、それでは地上げ屋と同じですね。
(*)使用したソフトの制約で、建物のモデルにおいて5F、6F、7F、8F部分をまとめて1つのブロックにしないといけませんでした。本来の形状を正しくモデル化すれば、左上の部分は以下のようなイメージとして表示されるはずで、その場合の形態率はもう少し大きくなると思います。
以下は①の点での形態率を計算する際に用いた数値です。
・建物のデータ
このデータによる建物の見取り図はこんな感じです。
・見る位置